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米粉パンへの想い
我が家はグルテンフリー生活をしています。
そのきっかけは主人の体調不良でした。
倦怠感や偏頭痛などの症状が続いていたのです。
解決の糸口となったのは、あるクリニックで受けた毛髪検査でした。
検査の結果、主人は「グルテン不耐症の疑いがある」と診断されたのです。
ラーメンやうどんなどの小麦製品が大好きな主人には、酷な選択でしたが、私はグルテンフリー宣言をしました。
揚げ物の衣やハンバーグのつなぎに使っていたパン粉を別のもので代用するなど、手探りでのグルテンフリー生活が始まりました。
それまで普通に食べていた小麦製品が使えなくなり、最初は不自由さを感じていましたが、市販のグルテンフリー製品なども利用しながら徐々に小麦のない生活に慣れていきました。
しかし、普段の料理や簡単なお菓子は小麦を使わずに作ることができるけれど、パンだけはうまくいきません。
「また家族にパンを作ってあげたいな」
「みんなで一緒に同じものを食べたいな」
そんな思いから、米粉パンの勉強をすることになったのです。
そして、初めて作った米粉の成形パンがウインナーロールでした。
4個焼き上がったので、3人家族で分けたら1個余ります。
普段なら娘に譲る夫ですが、この時だけは違いました。
真っ先に残った1個に手を伸ばし、おいしそうにほお張ったのです。
この時の主人の喜ぶ顔と、家族みんなで同じものが食べられた時の感動が忘れられません。
私が7大アレルゲン不使用の米粉パン教室を開講したいと思ったのは、我が家が感じた「家族みんなで同じものが食べられる幸せ」を広めたいからです。
それからもう一つ。
単純に米粉パンのおいしさを知ってほしいのです。
小麦の代替品としてではなく、米粉パンの美味しさを。
米粉パンを作るきっかけは主人でしたが、今では私が米粉パンの虜になり、「米粉パン教室」という新たな夢をもつことができました。
今では主人の体調も良くなり、あらゆる症状が改善しています。
身体にやさしくおいしい米粉パンが、たくさんの方に届きますように。
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